断熱は窓から。団地で簡易二重窓。
団地住まいを経験したことがある方ならば、信じていただけると思うのですが、団地の冬はとにかーく、寒いんです。
特に朝方と夜の冷気はまるで冷凍庫の冷気のような冷たさに、ココロも体もブルブルっ・・・。
さらに暖房をいくらつけても温い(ぬるい)ので、気密性の高い現在住宅とは比較してはいけません。
団地ができた当時、気密性が高く問題になったそうですが、昔の住宅は木造ですき間風だらけだったんですね。
暖められた空気は窓から大きく逃げていくんだそうです。
それも5割以上と聞いたことがあります。
以前住んでいた分譲URでは一部二重窓がついていて、これがほんとうに暖かく、夏は涼しく、しかも遮音効果がピカイチ。
ですが、賃貸の団地にわざわざ本格的な二重窓をつけても…費用がかかります。
それで、「いつか二重窓にするなら、これにしよう」と決めていたアクリサンデー社「エコな簡易内窓キット」を購入しました。
団地の冬は寒い!
今年の冬は簡易二重窓で人気のハモニカーボをつかったDIYに挑戦してみようかと思います。
特に寝室が激寒なので寝室窓からいきます★ pic.twitter.com/D71MdZH6Y1— しい@東京団地ライフ (@tokyodanchilife) October 25, 2019
今回使用する二重窓キット
エコな簡易内窓Lサイズ ホワイト 幅180X高さ140 cm
自分で用意する道具
- カッター(できれば大きいサイズ)
- 定規(できれば1m定規)
- アルミテープ
- 軍手
- ボールペン・マジックペン
- メジャー
プチDIYで二重窓を作る
まずは一番寒い北窓の寝室から開始。
アクリサンデーの二重窓キットは4種類あります。
S→M→L→LLの順にサイズが大きくなります。
窓の幅・高さを測り、Lサイズを購入(わが家の団地の窓大きさは 幅170cm/ 高さ128.5cm)
※Lサイズ→幅180cm/高さ140cm以内
今日から少しずつ二重窓作成開始。
とりあえずレール4本カット。2本長すぎで明日再カットします。#danchi#団地#寒い pic.twitter.com/9eeNQmTxL3
— しい@東京団地ライフ (@tokyodanchilife) October 25, 2019
レール、フレーム、画材(ハモニカーボ)肝心のサイズ
セットに入っている画材の厚さは3ミリ。
または、セット以外に単品で材料を揃えてDIYする方法もあります。
アマゾンでは、光 ポリカボードがいちばんレビューが多いです。
今回は初DIYなので、「二重窓を完成させるのに、なににどれだけ必要か」を知るためにキットにしました。
※キットに入っている物
窓レール
- 上レール 1本
- 下レール 1本
- 横カバー 2本
窓フレーム
- フレーム取手付き(たて用) 4本
- フレーム(よこ用)
付属品
- 両面テープ 1巻
- 金鋸 1本
- タッピングねじ 3本
作業の流れ
- 部品・部材の確認
- 注意事項を読む
- レールの取り付け位置を決める(クレセント錠から3cm以上離す)
- 窓枠寸法を測る
- 上下レール各1本・横カバー2本を両面テープで付ける
- 画材を1枚カット
- 各フレームをカット→画材をはめ込む
- 問題なければもう1枚つくる
- 完成→すきまなどがあったら補正
参考:アクリサンデー説明書
このように取扱説明書が一枚、ワンセットに入っています。
まず、窓のレール取付位置を決め、メジャーで測ります。
説明書に記入欄があるので、測ったサイズを記入。
上下レール・横カバーをノコギリでカット
サイズが分かったら、上下レール・横カバーをノコギリでカット。付属の両面テープで取り付けます。
上下レールの高さがちがうので、取り付けの時は注意です。
横カバー2本は、窓枠たて(高さ)よりも、25mm引いた長さでカットして取り付けます。
わが家は普通のノコギリで切りましたが、ほんとうはプラスティック対応ノコギリがベストだそうです。
次は画材(ハモニカーボ)のカット
画材のハモニカーボをカットします。
窓枠内の幅・高さから計算します。
- 幅→(窓枠内の幅/ミリ÷2)-3ミリ=X
- 高さ→窓枠内の高さ/ミリ-23ミリ=Y
ちょっとむずかしいのですが、フレームよりもいくらか画材のサイズを小さくカットします。
1m定規がなく、短い定規を使いましたが失敗したなあと感じます。
不便ではありませんが便利でもありません。ですが1m定規の方が、画材をカットするときズレが起きにくいということです。
これから二重窓作成する方には、失敗しないように、ぜひ1m定規をおすすめします。
カッターでカットする
カッターでカットします。やはりふつうの短い定規だと時間がかかります。
そしてできれば、大型カッターをおすすめします。ふつうのカッターを使用しましたが、少し力の入り具合が弱いです。
どんなにキレイにカットできた!と思っても微妙にずれてしまいます。(こちらも改善点)
プラスティック用カッターがいちばんいいかも。
アルミテープでフレームの角を貼る
カット後はアルミテープでフレームの角を貼ります。
フレームの角は、必ずアルミテープで貼ること!です。
というのも、最初に養生テープを貼って失敗しました。
貼った後にフレームが長すぎたことに気づき一度レールを外して養生テープを剥がしたところ・・ベタベタになってしまい。
アルミテープだと、レールをはめ込む際、スムーズに入れられますよ。
窓フレームのカット→フレームに画材をはめ込む
画材が1枚完成したら、窓フレーム1枚につき4本をカットします。
上下レールと同様にノコギリでカット。
1枚完成→レールにセット→確認
完成したら画材をレールにセットし長すぎないか確認します。
ちゃんと計算したつもりでしたが、2センチほど長く何度か修正。
レールにはまり、開け閉めがスムーズになれば、2枚目も同様に作ります。
簡易二重窓完成後に
ちょっと難しく、大変でしたが、一言。つくって良かった!そして暖かい!
なにがむずかしいって、「作り始めるまでがむずかしい」こと。
初めての事って頭で考えがちですが、作業を始めると、意外にあっという間。
ただ、ノコギリやカッターを使用するので、早く完成させようと焦らず、ひとつひとつの工程をしっかりこなしていくことが大切。
簡易二重窓が完成した夜の、寝室の暖かいこと!!!!!
ビックリマーク5個(!)つけてしまうほどの、変化なんですよ。
- 布団がつめたくない(ひんやりしない)
- 部屋全体が温かく感じる
- 暖房器具を付ける時間が減る(すぐ部屋があたたまる!)
何度部屋温度が上がったのかこれから計る予定ですが、寝室のひんやり感が感じられずホッコリ。
さらに二重窓効果なのか、寝室以外のDK(ダイニングキッチン)・和室の冷えが緩和されていることに、おどろき!
取り付けて数日ですが、就寝・起床の寒さによる苦痛が、暖かな部屋で過ごせています。しあわせ。
団地暮らしがより一層快適になりました。(#^^#)
【今回使用したのはこちら】